ヤクルト館山昌平投手(32)が26日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。12年から4年契約を結んでおり、2年後に見直す契約だった。

 3年目の来季は1億9000万円から4000万円減の1億5000万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。契約条項ではダウン幅の上限は2000万円だったことを明かし「その金額に収めたくない気持ちもありまして、枠にとらわれず、自分からもそうだし、そういう話もあって倍ぐらいに落ち着きました」と話した。

 今季は自身初の開幕投手を務めたものの、4月5日のDeNA戦(神宮)で右肘に違和感を訴え、同12日に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術。わずか2試合の登板に終わった。現在はリハビリ中で、経過は良好だという。「ファンの皆さんの声援もあって、次第に前を向けています。ブログにもコメントをいただいて、勇気をもらったというか、また戻りたいと素直に思えました」と感謝すると「まずは全治1年でマウンドに戻って、今年果たせなかった優勝、日本一の瞬間にチームの輪の中で喜んでいたい」と意気込んだ。