巨人のキャンプに臨時コーチとして参加する松井秀喜氏は2軍宿舎で行われた全体ミーティングに参加した。

 巨人の一員として動く12年ぶりのキャンプを前に「プロ選手を教えたことはないですが、僕が経験したことを伝えられたら」と選手たちにあいさつした。

 巨人で不動の4番として活躍し、米大リーグでもヤンキースでワールドシリーズ制覇に大きく貢献するなど経験は豊富だ。

 1、2軍問わず、キャンプ地を巡って指導に当たる意向で「自分自身がまだ若く20歳前後だったころ、ちょっとしたことがヒントになって、成長のきっかけになったこともある」と、自分の存在が刺激になればと思っている。

 今回はユニホームを着る予定はないが、打撃投手を務めるつもりだという。「まだ体も動く。ちょっと2、3キロ太ったので、ダイエットの意味でも汗をかきたい」と笑いながら話した。