<巨人5-3中日>◇18日◇東京ドーム

 巨人杉内俊哉投手(33)が、待ちにまった今季初勝利を挙げた。先発4試合目にしてついた白星にお立ち台に上がった左腕は、満面の笑みを浮かべた。

 「1勝がつくことが先発投手は大事なので。気持ち的にも(勝ち星がつかず)ナイーブになっていた」と、ちょっぴり時間のかかった1勝の味をかみ締めた。

 この日は、ドラフト1位ルーキー小林とバッテリーを組むと先輩らしく、内外角にキレのある直球、変化球を低めに集め、投球でリードした。

 7回4安打2失点。107球の好投をみせた杉内は「やっぱり、うれしいですね。最高です」。チームの3連勝に貢献した男が、白星の“良薬”に声をはずませていた。