ソフトバンクへの加入が決まった松坂大輔投手(34)の入団会見が5日、福岡市内のホテルで行われた。

 王球団会長とともに会見に臨んだ松坂は「自分が日本に戻るという実感が全然湧かなかったが、(帰国して)やっと戻るんだという実感が出てきた」と晴れやかな表情。期待と不安は両方あるが「期待に対して応えなければいけない。でも自信もあるので、不安はプレーしていく中で消していければいいなと思う」と話した。

 ソフトバンクを新天地として選んだ理由については「世界一を目指しているんだなと、強く魅力を感じた」と説明。チームの印象を聞かれると「安定した強さを誇るチーム。日本でプレーしていた時も一番やっかいな打線で、投げるのが一番楽しみなチームだった。まさか福岡に来るとは思ってもいなかったが、昔から強いイメージは変わらない」と語った。

 王会長も「いろいろな(獲得)競争があった中で入団してもらってよかった。今年、連覇を狙うホークスの投手陣の中心として頑張ってくれると思う」と期待を寄せた。