ロッテは5日、ニュージーランド野球連盟と同国代表チームに支援していくことを発表した。

 球団OBの清水直行氏(39)が同連盟GM補佐を務めている縁で実現した。支援の第1弾として、この日、QVCマリンで林球団本部長が清水氏に使用済みの硬球100ダースを寄贈した。

 林本部長は「清水さんの活動は、世界の野球振興に直結する。球団として、できる限り支援していきたい。東京五輪で野球が復活するためにも、世界的に野球人口が広がり、底辺が拡大することが大事」と支援の意義を強調した。

 清水氏は「OBとして感謝しています。ニュージーランドで夢を持っている子に、日本とのつながりを感じてもらえる。野球人口はあまり多くないが、ここ5、6年で急激に伸びている。すごく可能性は感じています」と話した。

 同氏によると、ニュージーランドには野球専用のグラウンドはまだない。球団は用具提供に加え、将来的には、秋季キャンプへの代表選手の参加なども検討している。