<プロアマ交流戦:巨人2軍2-2東海大>◇31日◇ジャイアンツ球場

 首都大学野球リーグの東海大が、プロ単独チームと初の交流戦を行い、巨人に2-2で引き分けた。巨人が今秋ドラフトで1位指名を表明しているエース菅野智之投手(4年=東海大相模)が先発し、2番隠善に右越えソロを浴びるなど3回を投げ3安打1失点。最速157キロを誇る直球も146キロどまりで「調子は良くなかった。スピードも全然出ないしキレも全然。とにかく悔しいです」と苦笑いした。

 春季リーグ戦では入学以来初めて優勝を逃し、雪辱を期す大学ラストシーズンは9月10日に開幕。初戦は17日で「今日は自分に負けた。毎回コンスタントに自分の力を出せないとプロでも活躍できないなと思いました。力を発揮して、まずはリーグ戦で優勝したい」と意気込んでいた。

 身長185センチの大型右腕で、巨人の原監督のおいでもある。清武英利球団代表は「1位指名は不動。大きな器だし、プロに入って飛躍を感じさせる」とあらためて評価。スタンドでは巨人のほかにも数球団が視察した。