<神宮大会:九州共立大2-1函館大>◇初日◇23日◇大学の部1回戦◇神宮

 九共大が優勝した30回大会以来となる12年ぶりの勝利を挙げた。先発した左腕の川満寛弥投手(3年=宮古総合実)が6回まで無安打、続く7回の先頭に安打されたものの、7回を2安打1失点の好投。10月のワールドカップ(パナマ)に学生でただ1人、日本代表に選出された本格派左腕。国際大会でも通用したという大きなカーブを巧みに織り交ぜる投球術が光った。

 残る2回は右腕の大瀬良大地投手(2年=長崎日大)が150キロをマークして無安打に封じた。川満は「最後まで投げたかったんですが。春(大学選手権)はベスト4だったんで、優勝を狙っています」。12年前の再現を誓っていた。