左太もも裏痛のため2軍調整中の阪神平野恵一外野手(28)が4日、レギュラー奪取への巻き返しを誓った。実戦復帰する予定だった教育リーグ広島戦(由宇)が降雨中止になり、広島県内の大野練習場でフリー打撃などを実施。5日同カードでの仕切り直しに向けて調整した。

 「自分の理想として、相手が嫌がる打線にしたい。(打順も)1、2、9番を期待されます。開幕スタメン?

 自覚というか、そういう意識はあります」。沖縄・宜野座春季キャンプ序盤の2月5日に負傷したが、この日はゴロ捕球で軽快な動きを見せるなど順調に回復。岡田監督の期待も大きく、1番赤星、2番平野の並びを腹案として温めているほどだ。

 5日は「1番センター」で先発予定だが、二塁でもチャンスをうかがう。「何のために阪神さんが僕をとってくれたのか、分かっているつもり。あとは実戦、慣れだけ」と意気込んだ。