昨年のパ・リーグ最優秀救援投手、ソフトバンク馬原孝浩投手(26)の開幕1軍が絶望的となった。右肩の強い張りを訴えていた馬原は14日、横浜市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)による精密検査を受けた。球団は検査結果を隠したが、トレーナーから報告を受けた王監督は「特に深刻なものとは聞いてません。多少の休養は必要だろうけど」と説明。今後はチームを離れて右肩の回復に努める見込みで、20日の開幕戦登板は事実上、消滅した。

 馬原はオープン戦に3試合、3イニングに登板し、防御率0・00と順調に調整を進めていたが、12日の横浜戦登板を試合開始直前に緊急回避。右肩の状態については「オープン戦に入ってから張りが取れない。痛みではなくモヤモヤした感じがある」と話しており、従来とは違う右肩の横、前方部分の張りに不安を覚えていた。王監督は「長年投げているし、少し休ませないといけない」とも話しており、抑え4年目の蓄積疲労も考慮し、無理はさせない方針も示した。