中日川上憲伸投手(32)は27日、球団タイとなる4年連続、新記録となる6度目の開幕投手に向け、ナゴヤドームで調整した。28日の広島との開幕戦先発が濃厚。投手陣の中で最後までキャッチボールを続け、野手陣のシートノックがスタートしてもセンター最深部に残り、小笠原を座らせてボールを投げ込んだ。

 登板日については「企業秘密です。体は大丈夫」とはぐらかしたが、シーズン初登板には特別な思いがある。これまで「シーズンが終わったときに振り返ると、最初の1勝とかゲームの内容というのは大きな意味がある」と話している。

 開幕戦との相性はいい。過去5度の登板で3勝負けなし。チームも4勝1敗と勝率8割だ。今季のテーマに「完全燃焼」を掲げているエースが、満を持して出陣する。