横浜の“5月攻勢”には、先発6番手がカギとなる。先発だった寺原が新守護神となり、中継ぎにはベテラン川村が合流。寺原が抜けたことで、先発は三浦、土肥、ウッド、那須野、小林と5人しかいない。来月3日からは、斉藤投手チーフコーチが「正念場」ととらえる9連戦が控える。同コーチは5人で臨む考えを示したが、「下から呼ぶかも知れない」と先発要員昇格も示唆した。

 チームは28日、29日の中日戦に向け岐阜入り。三浦をのぞく先発4人が岐阜長柄川球場で調整した。野村投手コーチも「いつまでも5人というわけにはいかない」と、先発6番手の必要性を説いた。ファームで調整中の工藤の復帰が待たれるが、故障で出遅れた新外国人ウィリアムスや若手の秦、高崎、山口らも昇格候補となりそうだ。