<ウエスタン・リーグ:阪神1-3中日>◇4日◇甲子園

 故障で2軍調整中の中日井端弘和内野手(33)と森野将彦内野手(29)が、早ければ5日にも1軍に復帰する見込みとなった。4日、ウエスタンリーグ阪神戦に出場。実戦復帰から3戦目で順調な回復をアピールした。

 左足ふくらはぎ肉離れの森野は「4番中堅」で先発して3打数1安打。実戦復帰後は初めてフル出場を果たした。守備では2回に野原の左中間への打球をすばやく処理して送球。中継の井端を経由して、野原を三塁でタッチアウトにした。森野は「フル出場は目安だった。あとは内野(三塁)の守備をやっておきたいぐらいですが、呼ばれればいつでもいける」と話した。

 左足故障の井端は「3番遊撃」で先発。4打数1安打を記録して、復帰後は最長となる7回表まで出場。6回には左前打で出塁して続く森野の2球目に二盗。捕手の送球がそれると、すかさず三塁を陥れた。「盗塁はどんな感じかやってみようと思った。足は張っているけど、ファームで試合で出ているわけだからプレーはできる」と話した。

 辻2軍監督は「森野はもう大丈夫だし、井端も盗塁であれだけ走れれば、できると思う」と、2人の状態に太鼓判を押していた。【益田一弘】