<オリックス5-10日本ハム>◇21日◇京セラドーム大阪

 4回途中降板のオリックス金子千尋投手(24)が球場の駐車場で首をかしげる。「あんな打たれ方をしたことはなかった。今(VTRを)ちょっと見て分かったことも、分からないこともある」とフォームのクセを見抜かれている可能性を口にした。2死を簡単に取った後の連打が3回続き、最後は制球を乱し、崩された。

 中継ぎ陣も悪い流れを止められない。金子から7人の継投も、今季ワーストの計22被安打。後味の悪い敗戦に、登板のなかった抑えの加藤は「僕が中継ぎのことを言える立場じゃない。(今月火消しに失敗した)2試合がなければ、こうはなってない。あとは気持ちの問題だと思う」と、自らを律していた。

 大石監督は中継ぎ陣に「疲れはあるだろうけど、その中でやっていかなければしようがない。また明日頑張ります」と切り替えた。