栗原G倒弾、カープ3位返り咲き
<広島5-4巨人>◇25日◇広島
3位に返り咲きじゃ! 広島は巨人との熱戦を制し、再び勝率を5割に戻した。中日の試合がなかったため同率3位に浮上。初回に2点を先制されるがその裏、4番栗原が逆転3ランを放ち、試合の主導権を握って5―4で振り切った。巨人の連勝を12で止め、2年ぶりの対巨人戦勝ち越しを決めた。残りはいよいよ9試合。さあ、ラストスパートだ。 最後の打者・李を永川が左飛に打ち取ると、ベンチから歓声が上がった。1点差の9回、巨人は3番小笠原から。一発で同点という場面。永川は危なげなく3人で試合を終わらせた。これで巨人クルーンに並ぶトップタイの36セーブ目だ。
負ければ引き分けを挟んで4連敗。借金も2になってしまう…。しかし、先発斉藤が初回、いきなり2ランを被弾。今の巨人には歯が立たないのか-。球場が静まり返った。
立ちこめた暗雲を振り払ったのは、栗原だった。その裏、1死一、二塁の場面で、グライシンガーの高め直球を強振した。ベンチと大観衆の希望を乗せた打球は、ゆっくりと左翼席に舞い降りた。先制された直後の逆転20号3ラン。「チャンスで回ってきて、ここで凡退したら流れが向こうに行ってしまう。何とかしなければという気持ちだった。自分の仕事ができた」。4回にはシーボルの2試合連続ソロが飛び出した。
先発斉藤は粘った。しかし、6回、阿部に痛恨の同点ソロ浴びこの回限りで降板。再び立ちこめる暗雲…。7回、満塁のチャンスを作ると越智の暴投で勝ち越し。必死の継投でしのいで逃げ切った。「1点とられたら2点取り返す。初回のイヤな2点に影響されなかった」とブラウン監督も胸を張った。
いよいよ残り9試合。栗原は昨年、初の全試合出場を果たした。今年もここまで全試合「4番・一塁」で先発。体は万全ではない。背中、腰の痛みが引かずナイター終了後、深夜に整体院を訪ねたこともある。それでも「全試合出ることにこだわりはある。少々のことでは休めない」。自分が引っ張る-。気持ちは結果に表れている。「斉藤とか篠田とか、若い投手が投げる時はより打たないと」。主砲の自覚は言葉にも表れる。
中日の試合がなかったため、再び同率3位。明日からはヤクルトを迎え撃つ。「今日負けるのと勝つのでは大違い。このままの勢いで行きたい」。そう言って主砲はロッカーに引き揚げた。【網 孝広】
[2008年9月26日12時26分 紙面から]
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