スポーツ選手は目が命!

 8日にスタートする巨人の新人合同自主トレで、動体視力や周辺視野、瞬間視などスポーツ選手に必要とされる「スポーツビジョン」のトレーニングが課されることが5日、分かった。第1クール中にも専門家を招聘(しょうへい)。計7項目にわたり、新人たちの総合的な“目力”を測定する。担当する球団関係者は「選手のその後に役立つ内容にしないといけない」と、シーズンを通じて取り入れる考えだ。効果が表れれば、将来的にはチーム全体で取り組む可能性もある。

 プロの1歩を進める大型ルーキーにとって、心強いメニューだ。ドラフト1位、東海大相模・大田泰示内野手(18=3年)は両目とも視力1・5。裸眼でまったく問題ないが、これは、あくまで静止したものを読み取る能力。150キロを超える直球や鋭く曲がる変化球に対応するには、動くものを読み取る動体視力や、見たものを瞬時に知覚する瞬間視なども重要となる。マリナーズ・イチローやカブス福留は動体視力が優れていることで知られており、一流打者にとって必須能力と言える。目標に掲げる「開幕1軍」へ、目力アップで視界良好にする。

 [2009年1月6日9時6分

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