オリックスの投打のルーキーが猛アピールだ。12日の紅白戦でドラフト4位の高島毅内野手(22=青学大)が2安打3打点。守っても二塁で好守を見せた。現在は2軍扱いだが、大石監督は「候補です」と、24日に始まる1軍高知キャンプへの帯同も示唆した。

 その風ぼうとシュアな打撃で「谷2世」と呼ばれる高島がまた評価を上げた。3回2死二、三塁から中前2点打。5回にも中前適時打で計3打点を稼いだ。内野ならどこでもこなす守備も堅実だ。「長打は打てないので確実にセンター方向にと意識している」。大石監督からは「最後まで残れよ」と激励された。

 同じく現在2軍のドラフト5位、西川雅人投手(26=愛媛マンダリンパイレーツ)は2度目の紅白戦登板で1回を3者凡退に抑えた。「この前より良かった。自分でも球の角度があったと思う」と手応えをつかんだ。

 大石監督は「高島はいいですね。守備は1歩目がいい。西川もまだまだ見てみたい」。現在1軍にいる野手、投手20人ずつが高知行きの基本メンバーだが、チケットの“追加発行”も計画している。【柏原誠】

 [2009年2月13日11時1分

 紙面から]ソーシャルブックマーク