出場選手登録抹消中の広島コルビー・ルイス投手(29)が20日、広島市内の病院で再検査を受け、17日に都内で受けた検査と同じ「右顔面神経まひ」と診断された。全治は不明だが「早ければ1週間程度」と診断され、最短で5月初旬から戦列に復帰できる見込みだ。

 昨季15勝のエースについて、石井チーフトレーナーは「1週間程度で治ることもあるが、試合で投げられるようになるまでもう1週間程度は必要でしょう」と説明。投薬治療をしながら、21日からキャッチボールやランニングを開始して復帰に備える。

 今季開幕投手を任せられた男は、人一倍責任感も強い。それがストレスとなって発病の一因となった可能性もあるだけに、病状の経過をみながら復帰時期を判断する。ルイスは「なるべく早く治してチームに貢献したい」とコメント。この日は最近の貧打解消のため、練習前に野手組にゲキを飛ばしたブラウン監督も「様子を見ながらになるだろうが、我々は待つしかない」と復帰を心待ちにしている。【高垣誠】

 [2009年4月21日10時21分

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