米独立リーグ球団のセントポール・セインツは22日、公式ホームページで阪神側との交渉を終え、クレイグ・ブラゼル内野手(29=前西武)の譲渡手続きを完了したと発表した。「サヨナラ」とのタイトルで、今季7試合で打率5割8分1厘、4本塁打、12打点と打ちまくる主砲の退団を惜しんだ。ブラゼルは「3人のコーチのおかげで、セントポールでは素晴らしいプレーができた」とコメント。また同ページは「熱狂的なファンが多い阪神は『日本のレッドソックス』として知られている」と紹介している。

 阪神は、25日に身分照会する予定で、ブラゼルは26日にも来日することになった。南球団社長は「交渉の進展はそんなにしていないが、とりあえず来日してもらう」と話した。来日と同時に正式契約を交わす方針で「虎のブラゼル誕生」は秒読みに入った。

 [2009年5月24日11時32分

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