<横浜7-11ソフトバンク>◇20日◇横浜

 交流戦連覇を決めていたソフトバンクが1試合6発で完全優勝を果たした。本多の先頭打者アーチや6番長谷川のプロ初となる1試合2発などで、セ・リーグと交流戦ともに最下位の横浜を粉砕。秋山幸二監督(47)は「今日は1発攻勢だったなあ。ポンちゃん(本多)が打って長谷川もいい打球だね」と花火ショーに満足していた。

 これで交流戦で全球団から勝ち越しを決め、5年目にして史上初の完全Vを達成。交流戦での連敗もゼロと圧倒的な強さをみせた。それでも指揮官は「完全じゃないよ。何言ってんだよ。もう終わったこと。1試合1試合取っていくだけ」とリーグ戦にしか興味はない。1試合6発は最後に日本一になった03年9月14日オリックス戦以来、6年ぶり。アーチ攻勢に取り残された小久保主将は「03年以来?

 縁起がええな。おれと信彦(松中)が打ってないのに…」と苦笑い。11点中、6番から8番の下位打線で4発7打点。チームの勢いを象徴する爆勝だった。

 [2009年6月21日8時18分

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