「伝説のピンポン」が一夜限りで復活!?

 7月24日に札幌ドームで行われるオールスターゲームで、日本ハム選手ロッカー室にある卓球台を開放するプランが22日、浮上した。ロッカー室には珍しいこのアイテムは、選手間でコミュニケーションを図るのに役立っている。現在はほとんど使われていないが、パ・リーグのチームの結束&親交を深めるためのアイテムとして、出番が訪れる可能性が出てきた。

 06年の日本一、翌07年のリーグ連覇の“陰の立役者”が、球宴の舞台裏を盛り上げる!?

 札幌ドーム選手ロッカー室にある卓球台について、球団関係者は「(球宴で)選手がやりたいといえば置いておいてもいいのではないか」と考えを明かした。

 チームの日本一で一躍有名になった卓球台は、ヒルマン前監督が購入し、札幌ドームのロッカー室に置いたもの。選手は試合前後の空き時間に熱中し、コミュニケーションのツールにもなった。昨年11月のファンフェスティバルでは「卓球王座決定戦」が開催されるなどファンを巻き込み一大ブームになったが、現在は「折りたたまれていて、誰もやっていない」(別の関係者)状態だという。

 しかし、もともとはチームの結束にも貢献したといわれるアイテム。球宴の夜に開放されれば、パ・リーグチームの連携を深めるのに一役買いそうだ。他球団の選手と同じベンチに入るという貴重な機会。特に若手選手にとってはあこがれの先輩と話ができるチャンスだが、卓球を通じてコミュニケーションを図れば打ち解けるまでの時間も短縮できる。

 ドーム関係者によれば「今の段階では何人がロッカーを使うのかわからないけれど、日本ハム以外のチームの選手があまりにも多いというような状態にならなければ、置けるスペースはあると思います」と話す。「ダルビッシュ対涌井」の親友ガチンコ対決など、ベンチ裏でも豪華な顔合わせが見られるかもしれない。【本間翼】

 [2009年6月23日9時51分

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