「新球場補強」でクライマックスシリーズ進出を目指す。広島がアンディー・フィリップス内野手(32=ホワイトソックス傘下3Aシャーロット)の獲得を目指していることが23日、分かった。この日、身分照会を行った。複数年契約を結びたい方針で、本格的な入団交渉を開始させる。

 松田オーナーは「新球場元年だし上位に行こうという気持ちを見せたい」と説明した。2年目のシーボルが左ひざ骨挫傷で離脱。4月末に長打を見込んでマクレーンを獲得したが安定感を欠く。上位3チームによるクライマックスシリーズに進出するためにも、積極的な補強となる。

 フィリップスはメジャー14本塁打にとどまるが、シュアな打撃に定評があり、広島や阪神で活躍したシーツに似たタイプ。二塁、三塁などのほか外野も守れる。上位浮上の起爆剤として期待される。またスコット・ドーマン投手(31)を解雇したことが発表された。

 [2009年6月24日8時30分

 紙面から]ソーシャルブックマーク