<西武2-3オリックス>◇12日◇西武ドーム

 オリックスの新ストッパー金子千尋投手(25)が転向後3戦目で初セーブを記録した。3-2の9回に登板。無失点で締めて07年3月29日以来のプロ2セーブ目を挙げた。「自分で投げ切ったときもうれしいけど、今日もうれしい」。チームの連敗も6で止め、笑顔を見せた。

 2年連続10勝の大黒柱は8月下旬、加藤の不振によって抑えに指名された。ブルペンに入った2日以降、前日までチームは1勝8敗。過去2度の登板はリードされている場面で、ともに失点した。「先発と抑えの1イニングは違う。抑えだとその打者を絶対打ち取らないといけない」と戸惑いもあったが、初のセーブ機会で本領を発揮した。

 岸に対する昨年からの連敗も8でストップ。大石監督は「今年は岸との対戦が多く、なかなか勝てなかった。あまり点は取れなかったけど良かった」と安堵(あんど)の表情だった。

 [2009年9月13日12時15分

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