西武中島裕之内野手(27)がチームの次期選手会長に内定していることが8日、分かった。今季からの就任を推す声が多かったが、中島が「今年はWBCがあるので集中させてもらいたい」と辞退していた。何事も中途半端にはできないという思いをくんで、赤田会長が1年延長していた。11月の選手会納会で承認を得て、中島会長が正式に誕生する。

 今季は連覇を逃して4位に終わったが、個人的には4年連続で打率3割を超え、22本塁打、92打点。リーグトップの173安打、3割9分8厘の出塁率は2冠の可能性がある。チームでただ1人、全試合フルイニング出場も果たした。名実ともに文句なしのチームリーダーが、来季はV奪回の先頭に立って引っ張る。

 [2009年10月9日9時22分

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