オリックス岡田彰布新監督(51)が始動初日の24日、「風紀のススメ」を説いた。神戸市で1、2軍全体練習がスタート。阪神監督以来、丸1年ぶりにユニホームを着た指揮官はあいさつで、髪を染めている選手に「茶髪が似合っていると言われている人はいいけど、おれは似合うとは思わない」と苦言を呈した。

 岡田監督が尊敬する故仰木彬元監督も同じ方針だった。ある関係者は「一流選手が茶髪にしていれば個性になるが、そうでなければ『どこ向いて野球してる』となる」と説明する。短髪ながら茶色がかっている加藤は「自分の成績も悪かったし、控えめにしようと思う」と苦笑い。監督が伝えたかったのは髪の色の問題ではなく、自分の野球への姿勢を見つめ直すこと。岡田イズムは「心」の部分から最下位球団を染め始める。【柏原誠】

 [2009年10月25日11時51分

 紙面から]ソーシャルブックマーク