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立浪氏「ミスターD」後継者に井端ら指名

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ファンの寄せ書きが入りフラッグを贈呈される立浪氏(撮影・清水貴仁)
ファンの寄せ書きが入りフラッグを贈呈される立浪氏(撮影・清水貴仁)

 出てこい、次期ミスター・ドラゴンズ! 今季限りで現役引退し、中日を退団した立浪和義氏(40)が14日、新たなチームリーダーに井端弘和内野手(34)、荒木雅博内野手(32)、森野将彦内野手(31)を指名した。名古屋市内のサンシャインサカエで行われたトークショーに出演後、生え抜き3野手の奮起を期待。チームの顔として同僚を引っ張り、自らの代名詞だった「ミスター・ドラゴンズ」の称号を受け継ぐことを求めた。

 立浪氏は言葉を選びながら、後継者候補に井端、荒木、森野を指名した。「ボクが抜けると言っても、レギュラーが抜けるわけじゃないからたいした影響はない」と話した上で、胸に秘めた思いを告白。「リーダーとかキャプテンといった存在は必要だと思う。生え抜きの選手にやってもらいたい。井端であり荒木であり森野ですね」と名前を挙げた。

 チームを去る立浪氏にとって、気掛かりは、これから誰がチーム引っ張っていくかということだった。ここまでチームの顔といえば、立浪氏だった。06年途中からレギュラーを外れても、08年から打撃コーチ兼任となっても、代打で登場する際の歓声はチーム一。そんな自分がいなくなれば、誰かが代わりを務めなければならなくなる。ベテランの谷繁や和田に託す気持ちもあるが、移籍組に過剰な負担はかけられない。だから、生え抜きに期待する。

 3選手にかける期待は大きい。井端とは毎年グアムで合同自主トレを行い、自らの野球観や生きざまを伝えてきた。荒木には春季キャンプで打撃指導を行った。森野は06年に三塁のレギュラーを奪われた因縁もあり、早くから実力を認めていた。いずれも来季が5年契約の2年目。チームを代表する職人かたぎの選手だが、グラウンドの内外で、もうひと皮むけてほしい思いは強い。立浪氏は「野球はもちろん、みんなから信頼されることが大事」と注文を出した。

 自らの代名詞だった「ミスター・ドラゴンズ」の称号も、受け継いでもらうつもりでいる。中日の名選手でも、必ずもらえるとは限らない貴重な称号だが、自分のものだけにしておくつもりはない。かつてミスター・ドラゴンズと呼ばれた男には西沢道夫氏、高木守道氏らがいる。「花とか草もそうですが、いなくなればそこに新しいものが生えてくる。ミスター・ドラゴンズ? また必ずそういう選手が出てくると思います」。立浪魂はきっと受け継がれる。【村野 森】

 [2009年11月15日11時57分 紙面から]


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立浪和義

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