ヤクルト石川雅規投手(30)が月1完投でチームを支える。3日、1日ではチーム最多の151球の熱投を披露。「たくさん投げないと感覚もつかめない」と、投げ込みによるスタミナ強化を強調した上で「月に1回は完投できたら、中継ぎの疲れも違ってくる」と今季の目標を設定した。昨季わずか3だった完投数を最低でも倍増させ、投手陣の負担を和らげたい考えだ。

 休日は那覇市内の電化製品店へ買い物に出かける。「昔はカズさんと一緒に、よくブラブラしてました」と、チームの旧エース石井一(西武)とも名残がある“恒例行事”でリラックスに努める。「球数はこだわらないけど、意味のあるボールを1球1球、投げたい。若手との競争も激しいので、うかうかしてたら開幕1軍すら残れない」。頼もしいエースは競争による相乗効果もにらみ、ひた向きな姿を貫く。

 [2010年2月4日7時54分

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