横浜の外国人3投手が15日、沖縄・宜野湾キャンプの休日を返上して自主練習を行った。昨季途中入団したランドルフ(35)と新入団のクリス・ブーチェック(31=パイレーツ)に、16日から入団テストに臨む前ヤクルトのリッキー・バレット(28)。そろって室内練習場で約2時間にわたり、ストレッチ、ウエートトレを消化した。

 ランドルフは「これがルーティーンだ。いい選手になるためには必要」と話した。夫人の病気で13日に合流したばかり。父親が米空軍に所属し嘉手納生まれという助っ人は、出生地を訪ねたい思いより遅れている練習を優先させた。ブーチェックは「柔軟性を保つには続けることが大事なんだよ」と優等生発言だった。

 テストを控えるバレットはキャッチボールも消化した。「米国で投げてきたんで85%の状態にある。いいところを見せたい」と合格への思いを込めた。外国人が休日返上で練習に取り組むのは極めて異例。この意欲が投球にまでつながるようなら昨年、防御率最下位(4・36)の投手陣には大きな戦力となる。【米谷輝昭】

 [2010年2月16日9時5分

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