西武のドラフト1位・菊池雄星投手(18=花巻東)に、改めて実戦禁止令が出た。休み明けの16日もブルペンに入らず、予定通りの4日連続ノースロー。マイペース調整を続ける注目ルーキーに、潮崎投手コーチは「本人はシート打撃で投げたい、いつでもいけますと言ってるけど、無理でしょう。このままじゃ先は見えない」と指摘。練習で納得させる投球ができるまで、実戦登板を見合わせる方針に変わりはない。

 雄星は“本番タイプ”を強調した。「試合になったら気持ちが入る。集中力がなかったり、疲れていても、気分がよければいいボールが投げられる。試合に入ると、気持ち次第です」と実戦登板を希望した。この日は30~40メートルの距離で、軽めのキャッチボール。17日にはブルペン投球を再開予定で「最近投げてないので、投げすぎるとおかしくなる。立ち投げで50~60球」と言う。試合で投げたい気持ちと反比例するように、練習の調整ピッチは上がってこない。

 また申し込んでいた東北福祉大の通信課程に合格した。学校に合格通知が届いた。

 [2010年2月17日8時34分

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