巨人内海哲也投手(27)が3月26日ヤクルト戦(東京ドーム)の開幕投手を務めることが19日、濃厚になった。07年以来となる2度目の大役で、本拠地では初。20日の横浜戦で開幕投手を争っていたゴンザレスが先発予定。長いイニングを投げることが予想される。開幕戦までは中5日となり、調整期間を考えれば、中継ぎで短いイニングを投げる予定の内海に大役を託す可能性が高まった。

 開幕投手を選ぶ上で、開幕からのロケットスタートにつなげられるかどうかがカギだった。内海は今季から選手会長に就任。チームメートからも愛され、原監督からは絶対的エースへの期待を受けている。08、09年は開幕戦を落とし、開幕カードは白星なし。オープン戦3試合で計14回を2失点と好調な“エース”で白星スタートを切れば、一気に上昇気流に乗ることができる。

 この日は、川崎市のジャイアンツ球場で練習。内海、ゴンザレスともに登板前に行う短距離ダッシュなどで調整した。ゴンザレスは「登板する日は言われている」と明言。斎藤投手コーチも「監督から伝えたと思います」と開幕ローテーションが決まったことを示唆した。リーグV4へ、内海が先陣を切る。

 [2010年3月20日8時44分

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