日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(68)は22日、日米オールスターゲーム構想を口にした。7月13日に米アナハイムで行われるMLBオールスターを視察し、大リーグのセリグ・コミッショナー(75)と会談予定。その席上、セリグ氏が提案している日米オールスター戦と、日本シリーズ優勝チームとワールドシリーズ優勝チームが争う「日米クラブ王者決定戦」の開催について継続協議することを明かした。「1年に1度、日本を元気にするイベントがあってもいい。セリグさんも一定の熱意がある」と意欲を見せた。

 2年前に就任以来、ボールの統一やストライク・ボールの表示変更など国際化に力を注いできた。「日米間の相互理解を深めて国際舞台を目指すことが重要。日米クラブ王者決定戦、日米オールスター、WBCの3つの形があれば選手の励みにもなる」と話した。今後はNPBの国際委員会などで実現へ向けた具体的な協議を行うという。

 [2010年6月23日7時54分

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