まずは4冠目!
広島前田健太投手(22)と石原慶幸捕手(31)が13日、今季のセ・リーグのバッテリー賞を受賞した。すでに最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手3冠」を達成している前田健は“全賞宣言”だ。今オフはベストナインなど、表彰ラッシュが予想されるが「取れるものはできるだけ取りたいですね」と、あらゆる賞の受賞に意欲満々。バラ色のオフもマエケンが話題を独占する。
公式戦が終わり、オフに入った前田健に早くも、朗報が届いた。今季、コンビを組んだ石原とともにセ・リーグのバッテリー賞を受賞。広島勢のバッテリーが受賞するのは球団史上初めてだった。無我夢中で駆け抜けた1年間の労をねぎらう「表彰レース」が開幕。若きエースは言う。「取れるものはできるだけ取りたいですね」。リーグ史上最年少で、最多勝(15勝)、最優秀防御率(2・21)、最多奪三振(174個)を総なめした勢いはポストシーズンも止まらない。
まず、ベストナインは、史上18人目(19度目)の投手3冠を達成した前田健が最有力候補であることは間違いない。これをとれば、ベストナインに選ばれた投手に与えられる最優秀投手賞も獲得する。広島では05年黒田以来のチャンスだ。
また、守備の達人に贈られるゴールデングラブ賞(GG賞)も最右翼だ。前田健はバントの打球処理などで再三軽やかなフィールディングを披露しており、自身も「守備だけなら自信があります」と胸を張る。最近7年をみると、ベストナインを受賞した投手がうち4度、GG賞も重複して受賞しているというデータもある。「GG賞はほしいですね。あのトロフィーが特にね」と屈託なく笑うが、受賞は現実味たっぷりだ。
そして、選考委員会により選出される投手最高の栄誉・沢村栄治賞も「投手の総合力が求められる最も意識する賞」と獲得を熱望している。こちらは広島では91年佐々岡以来、実に19年ぶりのチャンスが訪れている。仮にこれらすべてを受賞すれば、驚異的な8冠達成となる。
10日にシーズンを終えた前田健は、16日から始まる秋季練習に備えて休養している。10月末からの秋季キャンプでも、今季両リーグ最多の215回2/3を投げた疲労をとり、体のケアに専念するつもりだ。チームが5位に低迷したなか、光を放ち続けた背番号18には、表彰という多くのごほうびが待っている。
[2010年10月14日10時57分
紙面から]ソーシャルブックマーク




