トラ退治で恩返しだ!
19日、阪神は町田公二郎2軍打撃コーチ(40)の退団を発表した。同氏は古巣・広島1軍打撃コーチの就任が内定しており、30日からの秋季キャンプ(宮崎・日南)からのチーム合流も決まっている。代打本塁打のセ・リーグ記録を持つ同氏が、広島打線を徹底強化し阪神を打ち倒すことで恩返しする。
町田氏はこの日午前、甲子園球場内のクラブハウスを訪れて退団のあいさつを行った。「お世話になりましたと言ってきました。選手、コーチとして阪神にはよくしていただきました。これを生かして次のステップにしていきたい」と話した。
「次のステップ」とは、古巣広島のコーチ就任だ。広島の1軍打撃コーチ就任が内定している。「(阪神とは)ライバルになる?
そういう形になればいいですね。それが自分の仕事なので」と、同氏はやる気をみなぎらせた。広島の打者を鍛え、阪神を打ち倒すことで恩返しするつもりだ。
広島は現在、マツダスタジアムで秋季練習中だが、30日からは宮崎・日南で秋季キャンプに入る。そこに町田氏も合流し、新たなスタートを切る予定だ。
優勝を掲げて出帆しながら、故障者が続出するなど5位に低迷した野村カープ。2年目は、練習の密度も内容もよりハードなものになる見込みだ。キャンプについて指揮官野村謙二郎監督(44)は「行ける選手は限られている」と話しており、少数精鋭主義で臨む予定だ。
町田氏に求められるのは、今季14本塁打とブレークした2年目岩本貴裕外野手(24)をさらに成長させること。そして、3番定着を期待されながら不振に泣いた天谷宗一郎外野手(26)ら若手、中堅野手らをレベルアップさせることだ。現役時代、代打本塁打のセ・リーグ記録(20本)をつくった町田氏は、うってつけの人材といえる。
野村監督とは現役時代にともにプレーしており、気心も知れている。町田氏が、トラで培ったノウハウを若ゴイに注入し、野村カープ2年目の巻き返しに貢献する。
[2010年10月20日10時43分
紙面から]ソーシャルブックマーク




