巨人は29日、小林雅英投手(36)と藤田宗一投手(38)を自由契約とすることを発表した。小林は大リーグから3年ぶりに日本球界に復帰したものの、12試合の登板で防御率5・14と苦しんだ。移籍3年目の藤田は今季1軍での登板機会がなかった。小林、藤田ともに現役続行を希望し、新たな移籍先を探す考えを明かした。

 都内で話し合いを行った後、球団事務所で取材に応じた小林は「成績を残していないので、ある程度は覚悟していた。まだ野球を続けられる体だと思っている。野球ができればどこでもいいが、まずは日本でチームを探してみたい」と話した。藤田も現役へのこだわりは強く「700試合登板という目標があるので、それに向かって頑張る。(移籍先は)12球団どこでもやります」と、プロ野球記録の連続試合救援登板(現在581試合)をさらに伸ばしていくことに意欲を見せた。

 [2010年10月30日8時32分

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