広島がFA権を行使した横浜内川聖一内野手(28)獲得に速攻をかけることが16日、分かった。他球団との接触が解禁となる18日に、どの球団よりも早く交渉を持てるよう動く。内川とは同じ大分県出身の野村監督が出馬して直接会談を持つプランも検討されている。08年の首位打者、3年連続打率3割の球界屈指の右打者を口説くために、午前中には交渉のテーブルに着く意向だ。ソフトバンクは王球団会長が、同様に速攻交渉を予告しているが、球団関係者は「たとえ王さんでも(内川に)1番に会うことは譲れません」と言い切った。

 これまでFA選手の獲得には消極的だったが、今季推定年俸1億7000万円をベースに、出来高払いを含めた複数年契約を提示するとみられる。できるだけ早く会い、球団の誠意を伝えて強烈にアピールする。

 [2010年11月17日7時38分

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