巨人原辰徳監督(52)がグラウンドでの「闘将」との再会に胸を躍らせた。12日に新キャンプ地の沖縄を視察する原監督が11日、現地入りした。沖縄での“巨人お披露目試合”は、那覇キャンプ初日(2月20日)に予定されているオープン戦。星野仙一新監督(63)率いる楽天との対戦が決まっており「星野さんは百戦錬磨の監督。我々としては胸を借りるつもりでしっかり戦いたい」と、力強く話した。

 例年、2月下旬のオープン戦は、主に開幕1軍の当落線上にいる若手が起用される。しかし「沖縄キャンプ元年」となる来春は、主力選手も帯同する可能性が高い。原監督は、小笠原、阿部らマイペース調整を行うベテラン勢の沖縄キャンプ参加について「(主力が)どこからゲームに出るかは、いずれ決める必要があると思います」と、近く面談する考えを明かした。

 すでに、主将の阿部は「できるだけ早めに体を仕上げて、沖縄の皆さんの前で元気にプレーできるように調整していきます」と、参加に意欲を見せている。ベストメンバーの巨人と、星野監督率いる楽天との真剣勝負が、沖縄を盛り上げる。【広瀬雷太】

 [2010年12月12日8時17分

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