楽天の沖縄・久米島キャンプは、今日12日から紅白戦がスタートする。20日に那覇で巨人とのオープン戦が組まれており、星野仙一監督(64)は「20日の試合はほぼベストメンバーで臨む。巨人もそうだろう。4番目を誰が打つか、くらい」。4、5試合の紅白戦で本島上陸のキップを懸けたジャッジメントが行われる。

 星野監督は「ブルペンの段階は終わった。打者相手の投球、配球。実戦の中で『ここが足りない』と分かる。本当のキャンプはここから」と言った。就任から繰り返してきた実戦至上主義。今の力量が試される。12日の紅白初戦は、内なる競争を色濃く出したスタメンを組んだ。4番はルイーズVS大広。先発は栂野VS井坂。捕手は嶋VS井野。比べれば一目瞭然のマッチアップだ。監督は「打たれてもいいんだ」とも言った。昨秋から培ってきた技術、状況判断力を試合の中で表現できるか。内容を伴った結果を出せば、那覇上陸がグッと近づく。

 [2011年2月12日7時55分

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