「バレンティンチョコ」に「折れたバット」、「18カラットのレプリカピアス」…。本塁打、打率とセ・リーグ打撃2冠に立つヤクルト・ウラディミール・バレンティン外野手(26)に、新外国人としては異例のグッズが誕生する可能性が16日、浮上した。これまでヤクルトでは翌年以降の契約が不透明な外国人のグッズ製作には慎重で、過去にはラミレス(現巨人)ら人気選手数人しか前例はない。

 バレンティンは交流戦前まで、本塁打は両リーグトップの13本で、打率も1位と、首位に立つチームを引っ張っている。球団関係者は「予想をはるかに上回る活躍」と驚く。まだ検討段階だが、13日の横浜戦でバットを折りながら本塁打を放った記念グッズや、度々間違われるバレンタインをもじったチョコに、レプリカユニホームなどが候補になりそうだ。

 この日は、今日17日からの交流戦に向けて、札幌ドームで練習に参加した。フリー打撃では最後の1スイングで左中間へ特大本塁打を放った。日本ハム2連戦で対戦が予想されるダルビッシュには「真っすぐも速いし、スライダーもいい。球をしっかり見て打つだけ」とニヤリ。ニューアイテムが誕生するかもしれない勢いを、交流戦も持続していきたい。