<オリックス3-5楽天>◇6日◇京セラドーム大阪

 ●○●○●○●○●○●…とくればもちろん「○」だよね。楽天は敗色の雰囲気が漂った9回、4番ランディー・ルイーズ内野手(33)のソロ本塁打で追い付き、相手バッテリーエラーなどで追加点を奪い逆転勝ちした。出場した助っ人4選手がこぞって活躍し、リーグ戦再開後、黒星と勝利を繰り返す「抜け抜け」状態を継続。星野仙一監督(64)も「今日は勝つ日だもん♪」。オセロの法則でひっくり返しニンマリだ。

 連続●○VS連続サヨナラの勝負は、オセロ楽天に軍配が上がった。1点勝ち越された直後に迎えた最終回。頼れる?

 助っ人ルイーズがやった。オリックス岸田の代わりばな、初球。バックスクリーンに放り込んでみせた。一気呵成(かせい)に攻め立てこの回3点。4連続サヨナラの戦意を刈り取った。

 星野監督は「だって今日は勝つ日だもん。オセロだもんな」と悠然としていた。続けて「ヒメネスは投げる度に良くなっとる。ラズナーを上げといて良かったなぁ。ガルシアもしっかりつないだし。ルイーズも…、しっかり打てる球を打った」と、おのおの仕事をした助っ人の名前を続々と並べていった。

 先発ヒメネスは5~7回の中盤を3者凡退に抑え、攻撃にリズムをもたらした。内転筋痛が癒えたラズナーはこの日ファーム戦に先発予定だったが急転直下で大阪入り。「1時間しか寝ていない。興奮してる」とアドレナリン全開で、8回2死から完全投球で締めくくった。サヨナラ負けに責任を感じたスパイアーが、前夜遅くに監督の部屋をノック。「このままでは申し訳ない。作り直したい」と自主的に降格を申し出て回ってきた登板だった。7番ガルシアは9回に右前打でしっかりつなぎ、ルイーズは6回の安打を含め、4番らしかった。

 ようやっと助っ人らしい仕事をした。星野監督は他球団でプレー経験のある外国人選手獲得を好まない。「無難だろうけど、面白みないやんか」と未知の魅力にロマンを見る。ルイーズ、ガルシアは打率2割台でヒメネス未勝利。病み上がり&寝不足のラズナーが好投し、生真面目なスパイアーは進んで降格してしまう。頼もしいかといえば微妙だが、こんな日もあるから確かにたまらない。並びでいけば7日は●。でも星野監督は「明日は…ふふ」と軽やかに消えた。6月MVPのマー君でオセロ生活おさらばといく。【宮下敬至】