阪神真弓明信監督(58)監督が、ペナントレースの144試合目での決着も覚悟した。残り45試合で首位ヤクルトと3・5ゲーム差。同ゲーム差で巨人、中日と並ぶ。「とにかく上と一緒になるぐらいじゃないと」と話し、1日も早く首位ヤクルトを引きずり下ろし、だんご状態に巻き込むことを目標に掲げた。

 6チームで争うリーグ戦が混戦になれば、1チームが劇的に抜け出すことは簡単ではない。指揮官は、勝負どころについて「まだじゃないかな」と分析。シーズンの最終局面で勝負をかける腹づもりだ。

 ツバメ軍団を巻き込んで空前の混戦レースとなれば、ラストの144試合目に決着することも十分に考えられる。真弓監督は、そんな修羅場を迎える可能性を問われて「そう」と短い言葉で応えた。最後の最後まで力を振り絞る決意だ。