日本ハムのルーキー斎藤佑樹投手(23)と駒大苫小牧高のエースだった楽天田中将大投手(22)がプロで初めて投げ合った10日の一戦。この視聴率がフジテレビ系列の北海道文化放送(UHB)が中継した札幌地区では、土日の昼間としては異例の平均22・3%(ビデオリサーチ社調べ)を記録したことが12日、分かった。瞬間最高は28・9%、占拠率は今季の日本ハム戦で最高となる52・4%をマークし、テレビをつけていた世帯のうち半数以上が、2人の再戦に熱い視線を送っていたことになる。

 斎藤が日本ハム期待の星ならば、高校時代に北海道勢を3年連続夏の甲子園決勝へ導いた田中もまた、北海道民にとっては特別な存在で人気が高い。外出中の人が多く視聴率が振るわないと言われる週末の昼間。同局編成部は「土日で52・4%はありえない数字」とコメントし、関係者も「2人の対決ということで注目度が高く、最高の結果につながった。中継した甲斐がありました」と喜んでいた。