中日ドラフト1位高橋周平内野手(18=東海大甲府)が沖縄・北谷キャンプ4日目の4日、元阪神4番の掛布雅之氏(56=野球評論家)から打棒に太鼓判を押された。プロ初の屋外特打で140メートルの場外弾など、今キャンプチーム断トツ、28本もの柵越えを披露。視察した阪神や広島の“007”もビックリ仰天の緊急警戒警報発令だ。
高橋周はプロ初の屋外特打で、本領を発揮した。打ち込みの目的で、午後から2軍の読谷球場に移動。今キャンプチーム断トツの28発の柵越えを放ち、右中間にプロ入り最長140メートルの場外弾4発もぶちかました。
掛布氏は興奮を隠せなかった。「スゴい可能性を感じます。左手の押し込みが強いからあれだけ飛ばせる。そして松井秀喜選手のように力で持っていくのではなく、ボールに奇麗なスピンをかけて飛ばしている。これは持って生まれたもの。高橋由伸選手が出てきた時と似ている」。「三塁は森野選手がいるけどいずれ、一塁に追いやるぐらいの活躍をするんじゃない。背番号もいいね」。31の後継者に太鼓判を押した。
掛布氏だけではない。阪神前ヘッドコーチで球団特命担当の木戸克彦氏、広島元エースの川端順編成グループ長兼編成部長も、1軍の北谷から車を飛ばして読谷を訪れ、仰天した。
木戸氏は「とにかくヘッドスピードが速い。18歳とは思えない」と警戒。開幕戦で当たる広島の川端氏も「やはり12球団が1位を考えた選手。大振りではなくコンパクトに下半身で打っている。ダブるのは福留孝介選手」と欠点探しに四苦八苦。長短打を含めた20連打締めなど安打性83本、7割6分1厘のヒットマンぶりも見せつけられ「体力がつけばもっと恐ろしい。困ったことになった」と頭を抱えた。
当の高橋周は掛布氏の激励に「雰囲気のある方。びっくりしました」と大感激。「振り込めて何かつかめた感じ」と自信も深めたが、柵越えについては「よく入るなとは思いましたけど、(28本は)すごいですか?」と言ってのけた。往年のスターを驚かせた肝っ玉も相当デカイ。【松井清員】




