楽天辛島航投手(21)が10日、星野監督の目に留まった。「まだ良い球と悪い球が極端だが、だんだん良くなっている。大学なら4年生。神宮にいたら騒がれているよ」と評価を受けた。昨季はケガもあり1軍未登板。オフに体を強くしようと増量に励み、ダルビッシュとの合同自主トレにも参加した。本人も「成果かな」と喜んだ。

 首脳陣は先発左腕として大きく育てる方針。この日のブルペンはまず100球投げ、1セット10球で8球をストライクにしないと終われないルールだった。7セット連続で7球しか入らず、結局8セット目で終了。合計180球。「初めてです」と自己最多を更新したが、ラスト1球は力強い球だった。着実に力をつけている。