右足首手術から再起を期す中日山本昌投手(46)が、日刊スポーツ評論家の工藤公康氏(48)に開幕戦招待のお約束だ。キャンプ地を訪問した工藤氏に「開幕投手をやるのでぜひ見に来て下さい」ときっぱり。工藤氏の引退で現役最年長選手の看板を受け継いだ左腕が、本家にも力強い開幕投手宣言だ。打席に平田を立たせたブルペン投球を見守った工藤氏もうなずいた。

 工藤氏

 右打者の内角に物足りなさはあるけどまだ2月15日でしょ。リズムもいいし外角なんてビシっと決まって安心しますよ。試合で投げながら調整していく投手。強いて言えば自分の中で右足を心配しないで投げられているかだけですよ。

 そんな工藤氏の言葉に山本昌も「痛みも違和感もないし順調です」と笑顔。工藤氏は「最年長開幕投手をやって勝つんだと乗っていけば、結果はついてくる。来年のプロ野球生活30年も目指してほしい。これは(高校の後輩の)山崎にも言えるけど、1年でも長くやって後の人生に生かしてほしい」とエールを送った。