虎の安打製造機が熱くなった!!
阪神マット・マートン外野手(30)が5日、福岡市内での練習に参加。行ったメニューはたった2つ。「フリー打撃」と「置きティー打撃」。フォームを丁寧に確認しながら、合計2時間も黙々とバットを振った。
「バッティング練習の時は問題ない。体調もいいが、ゲームの中でタイミングが取れていない。もっとシンプルに考えようと、取り組んだ」
2年連続で最多安打の記録を残し、今年で来日3年目。それでも、実績にあぐらをかくことはない。ここまでオープン戦3試合と紅白戦、練習試合も合わせれば7試合で16打数1安打、打率0割6分3厘と本来の快音は聞こえてこない。調整段階を理由にできる時期だが、マートンは自分に厳しかった。
恒例となった「儀式」も完了した。歩み寄った和田監督に声をかけ、ジェスチャーまじりで打撃理論の討論が始まった。2年前の3月10日。このときも11打席無安打。当時、打撃コーチだった指揮官に30分の打撃指導を受けた。シーズン中にも不振になると、納得するまで意見を交換。昨年も高松遠征の移動日に、居残り特打を敢行している。
「開幕に向けて、しっかりと調整してくれたらいい」。信頼関係に結ばれた和田監督から、こんな言葉をかけられたという。今日6日のソフトバンク戦から金本ら主力とともにスタメンに名を連ねる。打撃浮上の「サイン」は出た。マートンのヒットパレードが幕開けする。【田口真一郎】



