<オープン戦:日本ハム5-6ロッテ>◇6日◇札幌ドーム
“マッスル・クリーンアップ”が、それぞれの肉体を呼応させた。1点を追う1回1死二塁の好機に、日本ハム糸井嘉男外野手(30)、中田翔内野手(22)、ターメル・スレッジ外野手(34)が3連打で一気に逆転。3回にも4、5番の連打で得点を奪った。中田は「つながりだしたら止まらない。つながったときの爆発力はファイターズが一番だと思う」と胸を張った。
栗山英樹監督(50)は2番打者をキーポイントに挙げ、陽岱鋼、稲葉、小谷野、金子誠らを試している。その一方で、3~5番に関してはオープン戦4試合をすべて固定。「そうだっけ?
変えるの忘れちゃった」とはぐらかしたが、信頼度は絶大。9回にも1点差に迫る適時内野安打で3安打の中田には「4番の仕事。成長していく後ろ姿を感じている」と目を細めた。
進化した肉体を持つ3人が並ぶ。糸井はダルビッシュからサプリメントをレクチャーされ、均整のとれた体がさらにパワーアップ。ファンの間では漫画「北斗の拳」の主人公にあやかりケンシロウと呼ばれるようになった。中田もハワイトレで100キロ近くまで増量。キャンプ中もウエートトレを続け、雪積もる札幌には似合わない色黒の太い腕で打席から相手投手を威嚇する。
2人の後ろを打つスレッジだって、愛称は「スレッジハンマー」。今オフは鼠径(そけい)ヘルニアを手術したことでケガの不安もなくなり、個人トレーナーをつけてウエートトレに励んできた。「体脂肪を減らすことに成功した。体の力が強くなったことは感じるよ」とニヤリ。実は“脱いだらすごい”のは、スレッジかもしれない。
「単純に塁に出られる選手が早い打順を打つ方がいい。確率論の話」と2番打者に試行錯誤する指揮官だが、それをホームへかえすのがクリーンアップの役目。女性ファンがほれぼれする?
技術とパワーを備えた男たちが、相手投手に恐怖を与える。【本間翼】



