左肩鎖(けんさ)関節の炎症で出遅れていた阪神柴田講平外野手(25)が、今日16日に1軍に合流することが15日、分かった。

 この日はプロアマ交流戦・中大戦(中大グラウンド)に「3番中堅」でフル出場し、4打数1安打。9回の第4打席では左二塁打を放った。

 中堅レギュラーの本命は、早期復帰へ着実に前進してきた。3日の同・亜大戦で実戦復帰し、2三塁打で3打点と快音を響かせた。10日教育リーグ中日戦で故障後初めて守備に就き、前日14日のプロアマ交流戦・明大戦からはフル出場。都内のチーム宿舎に移動した柴田は口元を引き締めた。

 「去年のことは一切忘れて一から全力で頑張ります。(中堅を)争っているのでアピールするチャンスがあったら全力でやりたい」

 柴田の1軍合流で、伊藤隼、俊介、浅井らとの中堅争いは激しさを増すことになる。内外野守れる大和との兼ね合いもあり、昨季終盤に中堅のレギュラーに定着した柴田の状態をチェックするために、この時期の合流になったようだ。中堅レギュラーの本命が、打線を活性化する存在になるか。