本番モードでねじ伏せる!

 広島前田健太投手(23)が22日、開幕前最後の登板で心身ともに本番仕様で臨むことを誓った。今日23日のオープン戦ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で、100球をめどに登板する。「緊張感を持って公式戦の気持ちで、試すのではなく、いい打線を抑えたい」。昨季日本一の打線を抑え込み、自信を持って開幕を迎える。

 スイッチを入れる。前田健は開幕前最後の登板で、体だけではなく心も本番仕様に切り替える。開幕まで残り1週間、試す時期はもう終わった。昨年日本一の打線は、相手にとっては不足なし。抑えることで、12年シーズンに向けての準備を完了させる。

 前田健

 結果と内容、どっちも求めます。体はもう(開幕仕様に)なっている。気持ちが乗ったときの、体の動きを確認できていない。気持ちが入れば力みとかも出てくるので。

 これまでのオープン戦3試合は、あくまで実戦の中で確認する練習の延長線上にあった。だが、今回は違う。30日中日戦(ナゴヤドーム)と同じドーム球場で、ナイター開催。今季初のナイターでの登板となり「投げていないので、いい準備になる」と話し、本番と同じルーティンで試合に入り込む。

 ソフトバンクには小久保やぺーニャなど、中日山崎やブランコと同じ、右の大砲がずらり。だが、エースは「見立てるというよりは、ソフトバンク打線を抑えれば」と強力打線を抑えることで自信を手にする。

 開幕が1週間後に迫り、野村監督は、エースの開幕投手をほのめかした。福岡ヤフードームの練習後に、開幕投手について問われると本音がこぼれ出た。

 野村監督

 (開幕投手は)決まっているよ。(本命?)そうだろうけれども、分からないよ。

 明言こそしなかったが、3年連続の大役を務めることは確実だ。本番に向け、前田健はマツダスタジアムで行われた投手練習中の打撃練習で、フェンス直撃の大飛球を放つなど快音を連発した。今日23日のオープン戦では打席には立たないが、実戦に向けた調整に抜かりはない。12年版マエケンが力強く始動する。【鎌田真一郎】