「左頬部の骨折」で離脱中の阪神藤井彰人捕手(35)が19日、鳴尾浜球場で打球捕を行い、早期復帰へ1歩前進した。約25分間、外野で打球を追いかけた。「ここ(左頬)だけであとは健康だから、野球ができそうな気がする。やれることをやっとかんと遅く遅くなっていくから」。権田トレーナーは「打球捕ではしっかりとボールを目視できている」と話した。

 前日18日より強度をやや上げた外野ポール間のランニングや、約30メートルのキャッチボールも行うなど、経過は良好。室内練習場では、患部への影響を考慮し、口を開いた状態でのティー打撃も再開。カーブマシンで目慣らしした際には、数球軽めにスイングして患部への衝撃を確認した。今週末にキャッチャーフライの捕球練習と、マシンのボールを捕球する練習を再開する見込みだ。