オリックスT-岡田外野手(24)と高橋信二内野手(33)が先発から消えることになった。高橋信は27日、疲労性の腰痛で出場選手登録を抹消された。代わりにドラフト2位縞田拓弥内野手(25=JR東日本)が初昇格する見込み。内野はどこでも守れ、2軍戦では3番起用もされて好調だが、実績十分の高橋信の穴埋めは簡単ではない。

 T-岡田は、前日26日楽天戦の8回に左太もも裏を負傷して交代。一夜明けたこの日も「まだ痛い。走るのはきついです」と話した。遠征先の仙台から戻り、神戸市内の病院で検査を受けて「肉離れ」と診断された。今日28日に西武戦が行われる京セラドーム大阪で今後について検討する。

 10年9月16日西武戦では左太もも裏肉離れを抱えたまま代打満塁弾を放った。当時はCS争いの最中で、春先の今回とは異なる。交代要員として2軍の宮崎、森山らが候補になる。チームトップの打率3割6分5厘をマークするスラッガーが、仮に登録抹消を回避しても、代打での限定出場が現実的だ。連敗を5で止めたばかりのオリックスに、開幕オーダーの5番と6番が同時に抜けるピンチが訪れた。【益田一弘】