<日本ハム0-2ソフトバンク>◇3日◇札幌ドーム

 ソフトバンク新垣渚投手(31)が、08年9月以来の札幌ドームのマウンドで3年8カ月ぶりに日本ハムから勝利をあげた。07年9月以来の完封勝利も目前だったが「完封の意識はありましたけど、球数も多かったんで」と最後は森福に託し、勝利の瞬間を見守った。

 チームは2連勝中で気負いなくマウンドに上がった。5回で6四死球と大荒れだった前回のマウンドとは変身。宝刀スライダーも有効に決まり、8奪三振。7回2死から安打と連続四球で満塁としたが、最後は内野ゴロに仕留めてピンチを脱した。「この2試合ぐらい打たれるのを嫌がっている自分がいた。今日は意識せずにどんどん行こうと思った」。もう1度、自分の新しい投球スタイルを見つめ直した。

 5月8日は沖縄水産時代の恩師栽弘義氏の命日。亡き恩師へも復活の報告ができる。「これまではそういうことを考えて力んで崩れていたので、あんまり感情を入れないようにしています」。気負わず無心に、これからも1つ1つ勝利を積み重ねていく。【前田泰子】